| 最終更新日:2026年6月25日 |
| スカパーJSAT株式会社 |
| 代表取締役執行役員社長 米倉 英一 |
| 問合せ先:広報IR部 Tel.03-5571-1515 |
| 証券コード:9412 |
| https://www.skyperfectjsat.space |
| 当社のコーポレート・ガバナンスの状況は以下のとおりです。 |
Ⅰコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成、企業属性その他の基本情報
1.基本的な考え方
当社は、株式公開企業として、資本市場における企業価値の最大化をコーポレート・ガバナンスの基本目標と考えております。
そのためには、株主の皆様や当社グループのサービス対象であるお客様をはじめ、取引先、社員、地域社会等の当社グループの利害関係者(ステークホルダー)との良好な関係を築くとともに、法令遵守に基づく企業倫理の重要性を認識し、変動する社会、経済環境に対応した迅速な経営意思の決定と、経営の健全性の向上を図ることを、経営上最も重要な課題の一つとして位置付けております。
こうした考えの下、監査役会設置会社として、監査役による経営監視を十分機能させ、独立社外取締役を3分の1以上選任し、取締役会の諮問機関として任意の組織である指名報酬委員会を設置する等、宇宙事業とメディア事業という公共性の高い事業を展開する企業グループとして、経営の透明性・健全性の確保・向上に向けた、監視・監督機能の充実に取り組んでおります。2015年度からは、東京証券取引所が定める独立役員の要件に加え、当社独自の独立性判断基準を新たに策定しております。また、株主や投資家の皆様へは迅速かつ正確な情報開示に努めるとともに、幅広い情報公開により、経営の透明性を高めてまいります。
また、当社は、2026年4月1日付で当社を存続会社とし、重要な子会社であるスカパーJSAT株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施し、経営体制を刷新いたしました。また、同日付で当社の商号を「株式会社スカパーJSATホールディングス」から「スカパーJSAT株式会社」に変更いたしました。持株会社と事業会社の二重構造を解消し、経営における意思決定の迅速化、組織運営体制の効率化やコーポレート・ガバナンスの強化を図り、企業価値の更なる向上を実現してまいります。
【コーポレートガバナンス・コードの各原則を実施しない理由】
【補充原則4-1② 中期経営計画の実行】
当社は、経営環境の変化が激しい中で、迅速かつ柔軟に最適な経営判断を行うとともに、株主や投資家の皆様に当社の経営戦略や財務状況等を正しくご理解いただくための情報開示のあり方として、中期経営計画ではなく、事業単年度毎の見通しを公表しております。
なお、2030年度の目指す姿と更なる飛躍に向けた投資に関する計画を公表しており、その進捗状況を開示してまいります。中長期に向けた経営戦略に関する議論は、取締役会に加え、社外取締役、社外監査役及びグループ会社役員も参加するオフサイトミーティング等を通じて中期経営計画を含む経営方針・経営戦略に関する議論を積極的に行っていき、進捗状況の確認や分析を行い、必要に応じて適宜、見直しを行ってまいります。
【コーポレートガバナンス・コードの各原則に基づく開示】

【原則1-4 政策保有株式】
当社グループは、取引先との業務提携や関係維持・強化など合理的な理由がある場合に限り、政策保有株式を保有する方針です。毎年、資本コストを意識した定量的な評価、保有意義等の定性的な評価、及び出資当初の事業計画との継続的な比較を行い、取組み方針をレビューしています。保有意義が乏しく、かつ資本コスト適正性改善の見通しが立たないと判断された銘柄については、市場の影響等に配慮しつつ売却・撤退を検討し、取締役会にて報告を行います。2025年度においては、この検証の結果、撤退方針とした銘柄を除く全ての保有株式について、保有意義を確認いたしました。議決権の行使については、当該株式の保有目的を踏まえつつ、株式価値を向上させるものであるかを議案毎に精査し、当社グループ内における所定の手続きを経て議決権を行使いたします。
また、政策保有株主との取引については、政策保有株主に限らずすべての取引において規程に則り経済合理性を検証しているため、株主共同利益を害するような取引は行っておりません。政策保有株主から売却の意向があった場合には、それを妨げることはありません。
【原則1-7 関連当事者間の取引】
当社は、取締役の競業取引、利益相反取引、及び自己取引については取締役会での決議及び事後の報告を要することとしております。主要株主等との取引については、必ず事前に審査を行い、株主共同の利益を害することがなく、合理的であることを確認した上で実行することといたします。
【補充原則2-4① 中核人材の登用等における多様性確保】
当社グループは、人財を競争力の源泉であり、持続的な企業価値向上を支える最も重要な経営資源と位置付けています。
事業環境の急速な変化のなかで、持続的な成長を実現するためには、事業戦略と連動した人財・組織の変革力を高めていくことが不可欠であると認識しております。当社グループは「収益基盤強化」「事業の進化」「新規領域の開拓」を経営戦略の柱とし、これらを支える基盤として「人的資本強化」に取り組んでおります。「人的資本強化」に向けては「人財戦略」と「組織基盤の強化」を方針として各種施策を推進しております。
当社が求める人財像は、環境変化を自らの成長機会として捉え、専門性や役割を拡張しながら、事業及び組織の変革を主体的に推進する「変革起動人財」です。この人財像の実現に向け、「採用・育成」と「抜擢・配置」の両面から人財価値の最大化に取り組むとともに、女性活躍及び若手登用を含む多様性の確保を推進しております。
「採用・育成」においては、新卒採用に加え、キャリア採用の拡充やリスキリング機会の提供、スキルマップを活用した主体的な能力開発の促進により、変革を担う人財の確保・育成を進めています。あわせて、経営幹部育成プログラム、管理職研修の強化、若手・中堅層の能力開発施策を通じて、次世代の中核人財の早期育成に取り組んでおります。
「抜擢・配置」においては、人財ポートフォリオやスキルの可視化を活用し、事業戦略に即した早期抜擢及び最適配置を推進しております。
特に、将来の経営・マネジメントを担う若手人財に対しては、成長機会の付与や挑戦機会の拡充を通じて早期の登用を図っています。
あわせて、2026年4月に人事制度改定を実施し、役割や専門性に応じた評価・処遇を明確化するとともに、社員一人ひとりの挑戦と成長を促進する仕組みの整備を進めております。
<中核人材の登用等における多様性の確保>
管理職登用においては、性別や国籍、年次にかかわらず、個々の能力・成果・挑戦を公正に評価し、登用・処遇を行っています。
女性活躍推進については、2030年までに女性管理職比率が社員構成比相当の20%以上とすることを目標としており、女性管理職候補の育成やキャリア形成支援の強化に取り組んでおります。現在の女性管理職は36名、管理職全体に占める比率は11.5%です(2026年3月末時点)。加えて、若手人財については、早期からの挑戦機会付与や抜擢登用を通じて、将来の中核人財・経営人財の育成を推進しており、年次にとらわれない登用の実現を図っております。
多様性の確保に向けては、DE&Iの実現をマテリアリティの一つとして掲げ、女性活躍推進に加え、LGBTQ+理解促進、育児・介護との両立支援、
柔軟な働き方の推進(テレワーク・フレックス等)に取り組み、多様な人財が安心して挑戦できる環境を整備しております。
なお、外国人及びキャリア採用者については、管理職登用において国籍や採用区分による差異が生じている状況にはないと認識しており、現時点では個別の数値目標の設定及び開示は行っておりません。
<社内環境整備の方針>
エンゲージメントの強化においては、人財戦略にて確保・育成した人財が最大限に力を発揮できるよう、「安心安全で挑戦を促す組織づくり」に取り組んでおります。社員一人ひとりが心身ともに安心して働き、その能力を最大限に発揮できる環境を整備するために、健康経営の促進に加え、社員が不安やリスクを感じることなく業務に集中できる環境整備が必要であると考えております。また、多様な価値観や働き方を尊重し、理解を深めるため、上司と部下による1on1を通じた信頼関係の構築、組織診断結果に基づく組織単位の改善活動等を実施し、コミュニケーション活性化にも取り組んでおります。加えて、労働安全衛生管理体制を基にした健康維持活動、労働実態把握と改善によるラインケアの強化、社員一人ひとりの健康リテラシー向上施策を引き続き進め、メンタルヘルス、フィジカルヘルスの維持と向上に今後も努めてまいります。2025年度には健康経営方針を改定し、推進体制も強化いたしました。「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」の認定を取得しており、今後、健康経営を一層推進してまいります。
また、子育て中の社員を応援する育児セミナーの開催やベビーシッター利用料補助などの施策も拡充しております。さらには、女性の内発的動機を高めるキャリア自律セミナーの開催や育休復職後のキャリア面談等を通して、キャリア形成の意識醸成にも取り組んでおります。これらの取組みの結果、育児休業からの復職率は高水準を維持しており、また、男性社員の育児休業取得も進み、2025年度の男性育児休業取得率は77.7%と2024年度の63.6%から伸長いたしました。次世代育成支援対策推進法に基づいて、2011年より一般事業主行動計画を策定し、各施策を実行した結果、2011年からの第1期、2014年からの第2期、2017年からの第3期、いずれも「くるみん」の認定を受けております。現在は、次世代育成支援対策推進法と女性活躍推進法との一体型の行動計画を定め、施策を実行しております。
一般事業主行動計画: https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/esg/social/diversity/
有価証券報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/statement/
統合報告書:https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/integrated_reports/
当社webサイト: https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/
【原則2-6 企業年金のアセットオーナーとしての機能発揮】
当社は、 企業年金の積立金の運用が社員の安定的な資産形成に加えて当社の財政状態にも影響を与えることを踏まえ、資産運用委員会を設置し適切な運用を行っている伊藤忠連合企業年金基金で運営する基金型確定給付企業年金を導入しております。2021年6月より、2021年6月1日時点で満60歳未満の正社員・契約社員に対して、伊藤忠連合企業年金基金の「選択型確定拠出年金制度」を導入いたしました。また、同基金の代議員に財務・経理に十分な知見を有する者を当社グループより派遣しております。
【原則3-1 情報開示の充実】
(i) 経営理念、経営戦略、経営計画
当社グループは、グループミッション「Space for your Smile」とこれに基づき全役職員が遵守すべき行動指針を定めております。
また、中長期的な価値創造・創出に向けた経営戦略として、事業に関わる「収益基盤強化」「事業の進化」「新規領域の開拓」の3つの戦略、それらの基盤となる「人的資本強化」「経営基盤拡充」の2つの戦略を掲げております。業績に関する今後の見通しは、決算説明会等において説明しており、当社webサイト上にも資料を掲載しております。
グループミッションと行動指針: https://www.skyperfectjsat.space/company/mission/
経営方針・経営戦略: https://www.skyperfectjsat.space/ir/policy/business_mission/
決算説明会資料: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/presentation/
(ii) コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方と基本方針
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方と基本方針については、本報告書1.(1)コーポレート・ガバナンスの基本的な考え方に記載しております。
(iii)取締役会が経営陣幹部・取締役の報酬を決定するに当たっての方針と手続き
当社の役員報酬の基本方針は以下のとおりであり、固定報酬、業績連動報酬及び株式報酬により構成されております。
なお、社外取締役の報酬については、その職責に照らしその独立性を重視する観点から、固定報酬のみとしております。
<基本方針>
・各役員のガバナンス上の役割・責任を明確に認識させること。
・社会的規範、規準を遵守し、社会から信頼される存在であるために、役員報酬の妥当性、透明性、客観性を確保すること。
・持続的な企業価値向上を動機付ける業績連動性の高い報酬制度であること。
・中長期的な株主価値向上の意識を高めるものであること。
決定に際しては、報酬方針、配分体系及び運用における客観性を確保するために、社外取締役が過半数を占め、議長を社外取締役とする指名報酬委員会の答申を受けたうえで、取締役会が方針を決定し、指名報酬委員会が個々の取締役等への固定報酬及び業績連動報酬の支給額を決定いたします。株式報酬については、取締役会にて個々の取締役等への割当数を決議しております。
(iv)経営陣幹部の選解任及び取締役・監査役候補の指名に当たっての方針と手続
(執行役員の選任の方針と手続)
当社は、人格・識見及び社会的信用を備え、業務執行に必要な専門知識とマネジメントスキルを有する者を、執行役員として毎年選任する方針としております。選任にあたっては、候補者を毎年見直し、新任の者については重要役職を担う従業員等の中から、取締役及び執行役員等による推薦を踏まえ、また、再任の者については執行役員としての業績評価及び実績等を踏まえて、性別・国籍等を問わず、指名報酬委員会においてその適格性を含め審議の上、その結果を取締役会に答申し、取締役会にて決定します。
(取締役候補者の指名の方針と手続)
当社は、当社事業への理解と会社経営に必要な経験及び知見を有し、当社グループの持続的成長及び企業価値向上に貢献するとともに、グループ全体に対する適切な監督及び助言が期待できる者を、取締役として毎年指名する方針としております。社外取締役については、独立した客観的な立場から経営に対する実効的な監督及び助言が期待できる高い専門性と見識を有する者を毎年指名する方針としております。選任にあたっては、取締役候補者について、指名報酬委員会においてその適格性を含め審議の上、その結果を取締役会に答申し、取締役会において候補者を決定し、株主総会にて選任いたします。
(監査役候補者の指名の方針と手続)
当社は、豊富な経験及び知見を有し、独立した客観的な立場から取締役の職務執行を適切に監査できる職務能力及び実績を備え、当社グループ全体の健全な経営及び社会的信頼の確保に貢献することが期待できる者を、監査役として指名する方針としています。選任にあたっては、監査役候補者について、指名報酬委員会においてその適格性を含め審議の上、監査役会の同意を得た後、その結果を取締役会に答申し、取締役会において候補者を決定し、株主総会にて選任いたします。
(v)経営陣幹部の選解任及び取締役・監査役候補の指名についての説明
社外取締役、社外監査役については、本報告書【取締役関係】、【監査役関係】をご参照ください。その他の取締役の選任理由は以下に記載のとおりです。また、株主総会招集通知参考書類にも、取締役候補者の選任理由、取締役の経歴を記載し、株主総会にお諮りしております。
株主総会招集通知: https://www.skyperfectjsat.space/ir/stockinfo/meeting/
<選任理由>
代表取締役執行役員社長 米倉 英一:
企業経営者としての高い見識と総合商社での豊富な経験・知見を有し、強いリーダーシップで当社グループの経営を牽引しており、事業成長及び業績向上の実現並びにグループ全体の監督を適切に行うことが期待できるため
代表取締役執行役員副社長 久保 勲:
企業経営者としての高い見識と総合商社での豊富な経験・知見を有し、当社グループの経営を牽引し、事業成長及び業績向上の実現並びにグループ全体の監督を適切に行うことが期待できるため
取締役執行役員常務 中川 大介:
企業経営における豊富な経験・知見を有しており、当社グループの事業成長及び業績向上の実現並びにグループ全体の監督を適切に行うことが期待できるため
取締役執行役員常務 山下 照夫:
企業経営における豊富な経験・知見を有しており、当社グループの事業成長及び業績向上の実現並びにグループ全体の監督を適切に行う ことが期待できるため
【補充原則3-1③経営戦略とサステナビリティに関する開示】
(1) サステナビリティ
当社グループは、グループミッションである「Space for your Smile」をサステナビリティ方針としても掲げ、社会課題を解決するとともに企業価値向上を目指しサステナビリティ経営を推進しております。サステナビリティへの取組みについては、有価証券報告書、統合報告書及び当社webサイトにて開示しております。
有価証券報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/statement/
統合報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/integrated_reports/
当社webサイト: https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/
(2) 人的資本への投資
補充原則2-4①に記載のとおり、多様な人財が能力を最大限発揮できる環境整備に取り組んでおります。
当社グループは、「収益基盤強化」「事業の進化」「新規領域の開拓」を経営戦略の柱とし、これらを支える基盤として人的資本の強化に取り組んでおります。人的資本強化に向けては「人財戦略」と「組織基盤の強化」を方針に掲げております。
「人財戦略」においては、事業・組織の変革を主体的に担う人財を育成・採用するとともに、早期抜擢・最適配置を通じて人財価値の最大化を図っております。あわせて、「組織基盤の強化」においては、安心・安全を基盤とし、挑戦を促す組織づくりに取り組んでおります。
2025年度の主な実績は以下のとおりです。
・従業員一人あたりの研修費 80,217円
・従業員一人あたりの研修時間 11.8時間
有価証券報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/statement/
統合報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/integrated_reports/
当社webサイト: https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/
(3) 知的財産への投資
当社グループは、事業の特性上、特許権等の知的財産権は多くは保有しておりませんが、サービス・研究開発活動を通じて事業ノウハウの蓄積に取り組んでおります。今後の新サービスの展開においては、新技術の開発、活用が不可欠であるため、事業優位を築くための一つの手段として、職務発明を奨励し、より多くの知的財産の取得及び活用を進めてまいります。なお、2025年度は、非地上系ネットワーク分野を中心とした次世代通信技術について、国内外の事業者との連携を通じて、取組みを深化させるとともに、衛星量子暗号技術及び衛星光通信技術に関する研究開発・実証プロジェクトへの参画を通じ、将来の事業化を見据えた技術的知見の蓄積を図っております。
(4) TCFD
当社グループは、気候変動問題を社会が直面する喫緊の課題と捉え、「脱炭素社会と循環型経済の実現に向けた環境への寄与」を、重点課題テーマの1つとして掲げています。 2023年1月には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明しており、温室効果ガス(GHG)排出削減へのコミットメント、カーボンニュートラル実現に向けた移行計画、気候変動に対するリスクと機会の当社事業への影響について分析を行い、TCFDの枠組みに基づく開示を有価証券報告書、統合報告書及び当社webサイトにて行っております。
有価証券報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/statement/
統合報告書: https://www.skyperfectjsat.space/ir/library/integrated_reports/
当社webサイト: https://www.skyperfectjsat.space/sustainability/esg/tcfd/
【補充原則4-1① 取締役会の役割・責務(経営陣に対する委任の範囲)】
取締役会は、法令に規定される事項及び定款で定めた事項の他、中長期に向けた経営戦略、年度経営計画、年度資金計画等、取締役会規程及び職務権限規程に定める事項(経営全般にわたる重要な各種計画、案件等)について決議をいたします。その他の業務執行については職務権限規程に基づき、当社の経営陣にその決定を委任しております。
【補充原則4-2② サステナビリティ取組み方針の策定と監督】
当社は、グループミッションである「Space for your Smile」をサステナビリティ方針として掲げ、サステナビリティ経営の実践を通じて社会や地球・宇宙環境の持続可能性への貢献と企業価値の向上を目指し、サステナビリティ委員会を中心に、取組みを進めております。サステナビリティ委員会では、サステナビリティに関する全体方針及び目標の策定、各種施策の実施状況の把握及び評価を行い、経営会議及び取締役会へ定期的に報告しております。サステナビリティ委員会からの報告を受け、取締役会による監督が適切に図られる体制をとっております。また、全体方針及び目標策定等の重要事項については、経営会議における審議を経て、取締役会に付議し、取締役会での議論を経て決議しております。
【原則4-9 独立社外取締役の独立性判断基準及び資質】
当社は独立役員に係る独立性判断基準を制定し、本報告書【独立役員関係】に記載しております。
【補充原則4-10① 任意の独立した諮問委員会(指名委員会・報酬委員会等)の設置】
当社は、取締役会の諮問機関として、その過半数が社外取締役をもって構成され、社外取締役を議長とする指名報酬委員会を設置しております。委員の任期は1年としており、本報告書提出時点の委員は、大賀公子独立社外取締役(議長)、青木節子独立社外取締役、豊田硬独立社外取締役、柴田岳社外取締役、吉田真貴子独立社外取締役、米倉英一代表取締役執行役員社長の6名です。なお、委員会運営にあたり事務局を設置しております。同委員会では、役員候補者の推薦、代表取締役及び役付取締役の推薦、報酬・賞与の水準や体系等の役員報酬制度のあり方並びにこれらに関連する事項について審議し、独立性のある答申を取締役会に対して行っております。また、同委員会で取り扱う審議事項に関連するコーポレート・ガバナンスの課題への対応の検討、運用状況のモニタリングも行っております。なお、2025年度において同委員会を10回開催しております。
【補充原則4-11① 取締役会のバランス、多様性及び規模に関する考え方】
当社は、取締役の人数を定款にて16名以内と定めております。
当社の取締役会は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に必要な、取締役会全体としての知識・経験・能力のバランス、多様性を確保するため、グループミッション「Space for your Smile」や経営戦略から導いた役員に求める要件を明確化した「取締役会スキルマトリックス」に照らし、当社が必要とする豊富な経験、高い見識、高度な専門性や能力を有する、当社取締役・監査役にふさわしい人物により構成することとしております。
取締役候補者の選任にあたっては、取締役会の諮問機関として社外取締役が過半数を構成する指名報酬委員会を設置し、独立性のある答申を行い、取締役会にて決議を行っております。指名報酬委員会については本報告書【任意の委員会の設置状況、委員構成、委員長(議長)の属性】をご参照ください。なお、「取締役会スキルマトリックス」は、株主総会招集通知において開示しております。
株主総会招集通知: https://www.skyperfectjsat.space/ir/stockinfo/meeting/
【補充原則4-11② 取締役・監査役のほかの上場会社の役員との兼任状況】
当社取締役、監査役の兼任の状況は、株主総会招集通知に開示しております。
株主総会招集通知: https://www.skyperfectjsat.space/ir/stockinfo/meeting/
【補充原則4-11③ 取締役会の実効性評価】
当社は、取締役会の実効性の維持・向上のため、毎年、各取締役及び監査役による自己評価等も踏まえ、取締役会の実効性について、分析・評価を行い、その結果の概要を開示しております。評価にあたっては、取締役会の構成運営、議論の内容、並びに監督機能等の観点から、定量評価及び定性評価を行っております。2025年度の取締役会の実効性評価の方法及び結果の概要は以下のとおりです。
<評価の方法>
対象者:全取締役(9名)及び全監査役(4名)
実施方法:無記名式のアンケート(各設問の5段階評価と自由記述)により実施
<評価結果の概要>
取締役会全体としては、構成、運営、議論及びモニタリング機能の各側面において、総じて実効的に機能しているとの評価が継続して得られています。なかでも、業務執行役員の責任・権限の明確化及び適切な権限委譲に関しては、前年と比べ評価が向上しており、取組みの進展が一定の成果として認識されています。また、取締役会開催前の事前説明の充実に関しても、改善が評価されました。
一方で、資本コストや市場評価を踏まえた成長戦略に関する中長期的な議論のさらなる活性化、社外取締役からの発案による議題設定の活用、並びに取締役会で決議された重要事項に関する実施後フォローアップの一層の充実等については、今後の対応課題と認識いたしました。
当社は、これらの評価結果を踏まえ、取締役会における議論の在り方や運営面の改善、情報提供の充実等を通じて、取締役会の実効性向上に継続的に取り組んでまいります。
【補充原則4-13③ 内部監査部門と取締役・監査役との連携】
内部監査部門と取締役・監査役との連携を確保するため、年に2回、経営会議及び取締役会へ内部監査実施状況等を内部監査部長から直接報告しております。また、監査役会へも年に2回、内部監査実施状況等を内部監査部長から直接報告しております。
【補充原則4-14② 取締役・監査役のトレーニング】
当社では、事業戦略や最新動向、ガバナンス等に関する社内セミナーや勉強会、外部研修の機会を全ての取締役・監査役へ定期的に提供しております。
2025年度は、宇宙事業を中心とした市場環境や技術動向等に関する知見の向上を目的として、社内向け講演会が開催された際には積極的な参加を促し役員の知識・理解を深める機会の充実を図りました。あわせて海外視察を実施し、海外の事業連携会社や当社グループ会社を訪問しました。当社で低軌道衛星コンステレーションを構築・保有し、地球観測衛星事業に本格的に参入するにあたり、事業の進捗状況や現場の実態について理解を深め、取締役会における議論に活用しております。また、新任役員に対しては、会社の経営・事業全般の説明、主要拠点の見学会等を行い、当社の事業内容や経営課題の理解を深める取組みをいたしました。
【原則5-1 株主との建設的な対話に関する方針】
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上のため、代表取締役執行役員社長と最高財務責任者(CFO)が合理的な範囲で株主・投資家との建設的な対話を行い、広報IR部がこれを補佐しております。
株主との対話を通じて把握された株主・投資家の意見や懸念は、四半期毎に投資家動向、IR活動の報告として広報IR部長より取締役会に報告を行い、株主を含むステークホルダーの立場にも配慮した経営に努めております。2025年度においては、代表取締役社長及び最高財務責任者(CFO)が、株主及び潜在株主を含む国内外投資家と対話を行いました。対話を通じて得られた気づき等を受け、2030年度までの投資計画と2027年度までのキャピタルアロケーションを開示するとともに、2030年度の目指す姿として、当期純利益に加え、営業収益やEBITDA等を開示しております。さらに、安全保障領域における収益目標の開示等、株主・投資家の皆様の関心の高い情報開示を拡充しております。
広報IR部は、経営陣及び関係部署と定期的に連携、情報共有を図り、四半期毎に行う決算説明会資料等、情報提供を行っております。決算説明会の資料や動画・音声は当社webサイトに開示しております。また当社は、情報開示規程、内部者取引管理規程、ディスクロージャーポリシーを定め、対話や情報提供に際して不正、不公平のないよう努めております。
ディスクロージャーポリシー: https://www.skyperfectjsat.space/ir/policy/disclosure/
【資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応】
該当項目に関する説明

当社は、成長投資・株主還元・資金調達等の一連の取組みにより、資本コストや株価を意識した経営を実現してまいります。
2030年度の目指す姿については、従来の当期純利益を中心とした定量目標に加え、営業収益及びEBITDA等も用い、事業の成長性とキャッシュ創出力を含めて継続的に説明してまいります。また、足元の状況を踏まえ2030年度の当期純利益目標を350億円以上へ引き上げました。
投資については、当社にて想定する加重平均資本コスト(WACC:7.5%~8.0%)を上回るハードルレート(8%)を基準として投資判断を行い、収益性・資本効率の確保に取り組んでまいります。2025年度から2027年度までの累計で約2,200億円規模の投資を計画し、「収益基盤強化」「事業の進化」「新規領域の開拓」を推進してまいります。
株主還元については配当性向50%以上を基本方針とし拡充してまいります。また、機動的に自己株式を取得してまいります。加えて、株主視点を重視した経営を一層促進するため、役員報酬における譲渡制限付株式報酬比率の引き上げを行うとともに、2026年度より従業員を対象とする譲渡制限付株式制度を導入し、株価を意識しつつ中長期的なエンゲージメントを高めてまいります。
資金調達については、投資実行等による資金需要に対し、営業活動を通じた確かなキャッシュ創出力を基盤とした手元資金の活用を基本としつつ、市場環境や財務状況に応じて外部借入も含め、最適な手段を機動的に実行してまいります。
なお、これら一連の取組みについては、取締役会による実効的な議論・監督のもと、決算説明会等の場で継続的に説明するとともに、株主・投資家の皆様との積極的な対話を通じて取組みの改善・高度化に繋げ、持続的な企業価値向上を図ってまいります。
決算説明会資料: https://ssl4.eir-parts.net/doc/9412/tdnet/2796066/00.pdf
【大株主の状況】

| 伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱ | 76,568,800 | 27.01 |
| NTTドコモビジネス㈱ | 26,057,000 | 9.19 |
| 日本マスタートラスト信託銀行㈱ (信託口) | 22,619,800 | 7.98 |
| 日本テレビ放送網㈱ | 20,891,400 | 7.37 |
| ㈱TBSホールディングス | 18,434,000 | 6.50 |
| ㈱日本カストディ銀行 (信託口) | 12,683,400 | 4.47 |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505019(常任代理人 ㈱みずほ銀行 決済営業部) | 3,018,701 | 1.07 |
| 山口貴弘 | 2,804,400 | 0.99 |
| DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店カスト ディ業務部) | 2,703,000 | 0.95 |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 ㈱みずほ銀行 決済営業部) | 2,496,234 | 0.88 |
補足説明

上記大株主の状況は2026年3月31日時点のものです。
当社は、自己株式を14,241,474株保有しておりますが、上記の大株主からは除いております。また、割合は自己株式を控除して計算しております。
3.企業属性
| 東京 プライム |
| 3 月 |
| 情報・通信業 |
| 500人以上1000人未満 |
| 1000億円以上1兆円未満 |
| 10社未満 |
4.支配株主との取引等を行う際における少数株主の保護の方策に関する指針
―――
5.その他コーポレート・ガバナンスに重要な影響を与えうる特別な事情

伊藤忠商事㈱は、当社の議決権の27.01%を保有している伊藤忠・フジ・パートナーズ㈱の株式の63%を保有しているため、当社に与える影響が最も大きい会社であると認められます。当社は、同社の“情報・金融”事業セグメントに位置付けられ、宇宙・衛星・メディア・コンテンツの事業領域において相互に企業価値向上に資する関係にありますが、同社との間で、グループ管理体制としての経営方針や経営戦略の共有、意思決定に関わる承諾・協議事項等に関する契約は締結しておりません。伊藤忠商事㈱を含むその他の関係会社との取引については、必ず事前に審査を行い、株主共同の利益を害することがなく、合理的であるかどうかを確認した上で実行しております。また、取締役の競業取引、利益相反取引、及び自己取引については取締役会での決議及び事後の報告を要することとしております。
なお、当社は指名委員会等設置会社ではありませんが、当社任意の組織かつ取締役会の諮問機関として、その過半数が社外取締役をもって構成され、社外取締役を議長とする指名報酬委員会を設置し、役員の指名、報酬の設定について独立性のある答申を行うこととしております。
これらのことから、伊藤忠商事㈱を含むその他の関係会社からの独立性は十分に確保されていると判断しております。
Ⅱ経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況
会社との関係(1)

| 大賀 公子 | 他の会社の出身者 | | | | | △ | | | | | | |
| 青木 節子 | 学者 | | | | | | | | | | | |
| 豊田 硬 | その他 | | | | | △ | | | | | | |
| 堀内 真人 | 他の会社の出身者 | | | | | | | | | | | |
| 柴田 岳 | 他の会社の出身者 | | | | | | | | | | | |
| 吉田 真貴子 | その他 | | | | | | | | | | | |
※ 会社との関係についての選択項目
※ 本人が各項目に「現在・最近」において該当している場合は「○」、「過去」に該当している場合は「△」
※ 近親者が各項目に「現在・最近」において該当している場合は「●」、「過去」に該当している場合は「▲」
| a | 上場会社又はその子会社の業務執行者 |
| b | 上場会社の親会社の業務執行者又は非業務執行取締役 |
| c | 上場会社の兄弟会社の業務執行者 |
| d | 上場会社を主要な取引先とする者又はその業務執行者 |
| e | 上場会社の主要な取引先又はその業務執行者 |
| f | 上場会社から役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家、法律専門家 |
| g | 上場会社の主要株主(当該主要株主が法人である場合には、当該法人の業務執行者) |
| h | 上場会社の取引先(d、e及びfのいずれにも該当しないもの)の業務執行者(本人のみ) |
| i | 社外役員の相互就任の関係にある先の業務執行者(本人のみ) |
| j | 上場会社が寄付を行っている先の業務執行者(本人のみ) |
| k | その他 |
会社との関係(2)

| 大賀 公子 | ○ | 2007年6月まで、当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)の主要な取引先であるNTT東日本㈱の業務執行者でありました。 | 企業経営者としての高い見識と通信業界における豊富な経験・知見を有しており、同氏の助言により、経営体制強化に関する点を中心に、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。 また、当社の独立性判断基準及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める一般株主と利益相反の生じるおそれのある事項に該当しておらず、独立性を有すると判断し、独立役員に指定いたしました。
|
| 青木 節子 | ○ | 該当事項はありません。 | 宇宙法、国際法、安全保障戦略等の分野における高度な専門性を有しており、同氏の助言により、経営・ガバナンス体制の強化に関する点を中心に、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。 また、当社の独立性判断基準及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める一般株主と利益相反の生じるおそれのある事項に該当しておらず、独立性を有すると判断し、独立役員に指定いたしました。
|
| 豊田 硬 | ○ | 2018年8月まで、当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)の主要な取引先である防衛省の業務執行者でありました。 | 安全保障戦略、宇宙防衛、国際情勢等の分野における豊富な経験と深い知見を有しており、同氏の助言により、経営・ガバナンス体制強化に関する点を中心に、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。 また、当社の独立性判断基準及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める一般株主と利益相反の生じるおそれのある事項に該当しておらず、独立性を有すると判断し、独立役員に指定いたしました。 |
| 堀内 真人 | | - | 企業経営における豊富な経験・知見を有して おり、同氏の助言により、経営体制強化に関する点を中心に、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。
|
| 柴田 岳 | | - | 企業経営者としての高い見識とメディア事業に関連する豊富な経験・知見を有しており、同氏の助言により、経営体制強化に関する点を中心に、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。 |
| 吉田 真貴子 | ○ | 該当事項はありません。 | 行政分野における豊富な経験・知見を有しており、当社グループの事業成長及び業績向上の実現に向けて、独立した客観的な立場からの経営陣の適切な指導・監督が期待できるため、社外取締役とするものであります。また、当社の独立性判断基準及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める一般株主と利益相反の生じるおそれのある事項に該当しておらず、独立性を有すると判断し、独立役員に指定いたしました。 |
任意の委員会の設置状況、委員構成、委員長(議長)の属性

|
| 指名報酬委員会 | 6 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 社外取締役 |
| 指名報酬委員会 | 6 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 社外取締役 |
補足説明

当社は、取締役会の諮問機関として、その過半数が社外取締役をもって構成され、社外取締役を議長とする指名報酬委員会を設置しております。
委員の任期は1年としており、本報告書提出時点の委員は、大賀公子独立社外取締役(議長)、青木節子独立社外取締役、豊田硬独立社外取締役、柴田岳社外取締役、吉田真貴子独立社外取締役、米倉英一代表取締役執行役員社長の6名です。なお、委員会運営にあたり事務局を設置しております。
同委員会では、役員候補者の推薦、代表取締役及び役付取締役の推薦、報酬・賞与の水準や体系等の役員報酬制度のあり方並びにこれらに関連する事項について審議し、独立性のある答申を取締役会に対して行っております。また、同委員会で取り扱う審議事項に関連するコーポレート・ガバナンスの課題への対応の検討、運用状況のモニタリングも行っております。
2025年度において同委員会を10回開催しており、各委員の出席状況については以下のとおりです。
氏名 出席状況
大賀 公子 10回/10回(100%)
青木 節子 10回/10回(100%)
豊田 硬 10回/10回(100%)
於保 浩之 6回/ 6回(100%)(注)
米倉 英一 10回/10回(100%)
(注)2025年6月20日の就任後の状況を記載しております。
当期間における指名報酬委員会に付議された主な議題は以下のとおりです。
・役員人事、役員報酬制度、持株ガイドライン/自社株式保有状況、吸収合併関連
監査役、会計監査人、内部監査部門の連携状況
当社の会計監査人は有限責任監査法人トーマツです。同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制及び監査の実施体制等を総合的に勘案した結果、適切な監査が実施されることが期待できると判断したため、選任しております。
監査役会は会計監査人から定期的かつ必要に応じ適宜監査に関する報告を受け連携いたします。内容は相互の監査計画の説明及び調整、会計監査人による四半期毎の会計監査についての監査役による聴取と確認が中心です。
内部監査部は、毎月1回常勤監査役と会合を持ち、内部監査計画の進捗状況、内部監査結果及び指摘・提案事項並びに財務報告に係る内部統制の有効性評価等につき、相互に意見交換する等、緊密な情報交換、相互連携を図っております。
内部監査部は、上記の他、会計監査人及び常勤監査役の三者間で年2回定期的に情報交換や意見交換を実施し、監査の実効性や効率性のための連携を図っております。
※ 会社との関係についての選択項目
※ 本人が各項目に「現在・最近」において該当している場合は「○」、「過去」に該当している場合は「△」
※ 近親者が各項目に「現在・最近」において該当している場合は「●」、「過去」に該当している場合は「▲」
| a | 上場会社又はその子会社の業務執行者 |
| b | 上場会社又はその子会社の非業務執行取締役又は会計参与 |
| c | 上場会社の親会社の業務執行者又は非業務執行取締役 |
| d | 上場会社の親会社の監査役 |
| e | 上場会社の兄弟会社の業務執行者 |
| f | 上場会社を主要な取引先とする者又はその業務執行者 |
| g | 上場会社の主要な取引先又はその業務執行者 |
| h | 上場会社から役員報酬以外に多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家、法律専門家 |
| i | 上場会社の主要株主(当該主要株主が法人である場合には、当該法人の業務執行者) |
| j | 上場会社の取引先(f、g及びhのいずれにも該当しないもの)の業務執行者(本人のみ) |
| k | 社外役員の相互就任の関係にある先の業務執行者(本人のみ) |
| l | 上場会社が寄付を行っている先の業務執行者(本人のみ) |
| m | その他 |
会社との関係(2)

| 高橋 勉 | ○ | 該当事項はありません。 | 会計分野における高度な専門性及び豊富な監査経験に基づく助言及び経営・執行等の適法性について中立的な監査を行うことが期待できるため、社外監査役とするものであります。 また、当社の独立性判断基準及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める一般株主と利益相反の生じるおそれのある事項に該当しておらず、独立性を有すると判断し、独立役員に指定いたしました。 |
| 大友 淳 | | - | メディア事業に関する幅広い見識に基づく助言及び経営・執行等の適法性について中立的な監査を行うことが期待できるため、社外監査役とするものであります。 |
その他独立役員に関する事項
(独立性判断基準)
当社は社外役員の独立性を客観的に判断するため、会社法及び当社が株式を上場する金融商品取引所が定める独立性基準を踏まえ、以下の基準に該当する場合には独立性がないと判断しております。
1.当社及び当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)との直近事業年度における取引高が、当社連結売上高の2%を超える取引先の業務執行者
2.当社及び当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)との直近事業年度における取引高が、その会社の売上高の2%又は1億円のいずれか高い方を超える取引先の業務執行者
3.当社及び当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)から、直近事業年度において役員報酬以外に10百万円又はその団体もしくは個人の売上高の2%のいずれか高い方を超える金銭その他の財産を得ている法律事務所、監査法人、税理士法人もしくはコンサルティング会社等に所属する者
4.二親等以内の親族が当社及び当社子会社の取締役、執行役員及び部長格以上の重要な使用人に該当する者
5.1~3に該当する者の二親等以内の近親者(但し、重要な使用人に該当しない者を除く)
※2026年4月1日付で㈱スカパーJSATホールディングスを存続会社、スカパーJSAT㈱を消滅会社とする吸収合併を行い、㈱スカパーJSATホールディングスの商号を「スカパーJSAT㈱」に変更しました。本報告書において、2026年4月1日付で当社に吸収合併したスカパーJSAT㈱を「スカパーJSAT㈱(当時)」といいます。
(軽微基準)
当社は「取引」又は「寄付」について、株主の議決権行使の判断に影響を及ぼすおそれがないものと判断する軽微基準として、以下の基準を下回る規模の取引又は寄付しかない場合には、当該取引先との取引又は当該取引先への寄付が、当該社外役員の独立性に与える影響はないと判断し、記載を省略しております。
1. 直近事業年度における当社との取引額が10百万円未満であること
2. 直近事業年度における当社からの寄付額が10百万円未満であること
該当項目に関する補足説明

業績連動報酬は、事業年度ごとの業績(親会社株主に帰属する当期純利益(以下「連結当期純利益」)及び個人ごとの目標の達成状況等に応じて、金銭により支給する報酬であり、原則として年1回、通常7月に支給いたします。
単年度の業績指標として連結当期純利益を選定した理由は、当該指標が当社の短期及び中長期的な業績への貢献度を総合的に判断できるものであり、役職員全員が共有できる客観的かつ定量的な評価指標であると考えているためです。
各取締役の業績連動報酬の額は、役位別に定める基準額に、業績指標である連結当期純利益の水準に連動して算出した定量評価部分と、個人目標の達成状況等の評価による定性評価を加味して算定し、指名報酬委員会が支給額を決定しております。定量評価部分は、業績指標を連結当期純利益とし、事業年度ごとの連結当期純利益の水準に応じて変動する配分定数を乗じて算出します。定性評価部分は、担務のセグメント利益、個人目標及びESG等、非財務指標の達成状況等を総合的に判断し評価しております。なお、2025年度における定量指標の実績は、連結当期純利益(233億円)であります。
また、上記の他、取締役が当社の企業価値の持続的な向上を図るためのインセンティブを付与するとともに、株主の皆様と一層の価値共有を進めることを目的と して、2020年7月30日開催の第13回定時株主総会の決議に基づき、譲渡制限付株式報酬制度を導入しており、また、2026年6月19日開催の第19回定時株主総会において、譲渡制限付株式の付与のための報酬額を改訂いたしました。当該株式報酬の内容は、普通株式を用いた譲渡制限付株式の交付とし、毎年1回、取締役会決議を経て、対象者に対し普通株式を用いた譲渡制限付株式の割当てを行い、譲渡制限解除は役員退任時を原則とします。また、譲渡制限付株式の付与のために支給する金銭報酬は年額100百万円以内とし、当社の普通株式について発行又は処分を受ける当社の普通株式の総数は年26万株以内とします。
該当項目に関する補足説明

【2025年度実績】
取締役9名131百万円(うち、社外取締役5名45百万円)
*報酬等の総額には、当事業年度の業績連動型報酬として支給予定の額を含んでおります。
*上記報酬等の総額には、当社の重要な事業子会社であったスカパーJSAT㈱(当時)の取締役を兼務した当社取締役に対する当該子会社の役員報酬総額130百万円(固定報酬87百万円、 業績連動報酬43百万円)は含まれておりません。
*上記には、2025年6月20日開催の第18回定時株主総会終結の時をもって退任した社外取締役1名を含んでおります。
*2008年6月27日開催の第1回定時株主総会決議により、報酬限度額は年額300百万円以内(うち社外取締役分は60百万円以内)としておりましたが、職責に見合う適正な報酬水準を維持し、優秀な人財を確保するため、2026年6月19日開催の第19回定時株主総会決議にて、報酬限度額を年額500百万円以内(うち社外取締役分は100百万円以内)に改定いたしました。
報酬の額又はその算定方法の決定方針の開示内容
当社は指名委員会等設置会社ではありませんが、当社任意の組織かつ取締役会の諮問機関として、その過半数が社外取締役をもって構成され、社外取締役を議長とする指名報酬委員会を設置し、役員の指名、報酬の設定について独立性のある答申を行うこととしております。
【社外取締役(社外監査役)のサポート体制】

社外取締役及び社外監査役の補佐は、経営企画部が行っており、取締役会及び監査役会の資料については、緊急性の高いものを除き、社外取締役・社外監査役に事前送付及び必要に応じて担当部門から事前説明を実施しております。
また、ニュースリリース等の対象となる事項は、重要性に応じ取締役会決議に基づき決定されますが、その他の開示資料についても、 社外取締役・社外監査役に対し開示時刻と同時に電子メールにて個別送付しております。
2.業務執行、監査・監督、指名、報酬決定等の機能に係る事項(現状のコーポレート・ガバナンス体制の概要)

(1) 取締役及び取締役会
当社の取締役会は、10名(男性7名・女性3名)で構成され、うち6名は社外取締役であります。取締役会は、原則1ヶ月毎及び必要に応じて臨時に開催しております。取締役会では、法令及び定款に定める事項に加え、経営戦略や経営計画の進捗、当社及び子会社における投資案件を含む重要な業務執行について審議・決定するとともに、重要な発生事実等について各社からの報告を受け、情報の共有を行っております。なお、2026年4月1日付の合併に伴い、経営の迅速化を目的とした職務権限体系の見直しや、ガバナンス体制の強化に向けた執行役員制度の導入についても審議・決定をしております。
また、企業経営者としての豊富な経験や、高度な専門性、豊富な知識・深い知見を持つ社外取締役6名の選任は、当社の取締役会における多面的な議論展開を可能とし、当社グループのガバナンスの実効性を高めるものと考えております。
2025年度において取締役会を16回開催しており、各取締役の出席状況については以下のとおりです。
氏名 出席状況
米倉 英一 16回/16回(100%)
福岡 徹 16回/16回(100%)
中川 大介 12回/12回(100%) (注)
山下 照夫 12回/12回(100%) (注)
大賀 公子 16回/16回(100%)
於保 浩之 16回/16回(100%)
青木 節子 16回/16回(100%)
豊田 硬 16回/16回(100%)
堀内 真人 11回/12回(91.7%) (注)
(注)2025年6月20日の就任後の状況を記載しております。
2025年度において取締役会に付議された議題は合計108件であり(書面決議を除く)、主な議題は以下のとおりです。
・経営戦略
短期経営計画及び中期経営戦略、資金調達・運用方針 等
・重要な業務執行
宇宙事業: 防衛省の公告「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」への入札、特別目的会社㈱トライサット・コンステレーションの設立、
㈱QPSホールディングスの第三者割当増資引受、㈱Orbital Lasersの資金調達及び増資 等
・業務執行報告
宇宙事業: Green Carbon㈱への資本業務提携、SpeQtral Pte, Ltd.への資本業務提携、JSAT International Inc.のアメリカ西海岸オフィスの開設、JSAT Beyond Innovation LLCの進捗状況、㈱Space CompassとSWISSto12 SA によるGEO光データリレー衛星(1号機)の調達契約 等
メディア事業: CATVパススルー事業の進捗、㈱スカパー・ピクチャーズの出資作品の進捗、スカパー東京メディアセンターのロケ地外部販売、統合型ラジオマスターの実証実験、テレビ視聴サービス利用料改定、コネクテッドTV事業化検証終了、契約者推移 等
・決算、開示
決算関連、配当方針、有価証券報告書の開示及び提出 等
・組織、人事、ガバナンス
組織再編、執行役員制度導入、役員報酬制度、取締役会の実効性評価報告、吸収合併と合併後のガバナンス体制、人事制度改定、職務権限規程改定 等
・監査役、内部統制、内部監査
監査役会の監査報告、内部統制システムの整備・運用状況報告、内部監査の実施状況報告 等
・サステナビリティ
サステナビリティ活動報告 等
(2) 指名報酬委員会
当社は、取締役会の諮問機関として指名報酬委員会を設置し、役員の指名、報酬の設定について独立性のある答申を行うこととしております。
指名報酬委員会については本報告書【任意の委員会の設置状況、委員構成、委員長(議長)の属性】をご参照ください。
(3) 執行役員
当社は、経営における意思決定の迅速化と、効率的かつより機動的な業務執行を行うことを目的に、執行役員制度を採用しております。執行役員の選解任は、取締役会の決議により行い、取締役会及び代表取締役の委任に基づき、担当職務を執行しています。なお、執行役員(取締役兼務を含む)の総数は13名(男性11名、女性2名)で構成されています。
(4) 経営会議
当社は、執行役員社長の決裁を支援する目的で、業務執行における諮問機関として執行役員社長が議長を務め、執行役員副社長、部門長、本部長及び議長が指名する者で構成される経営会議を設置しております。経営会議は必要に応じて開催し、当社及び重要性や緊急性に応じた決議体制等の状況の業務執行に関わる重要事項について協議するとともに、子会社の営業状況の進捗を管理するなど、情報共有とグループガバナンスの一助ともしております。
(5) 各種委員会
当社は、執行役員社長の決裁を支援する目的で、各種委員会(情報開示委員会、内部統制委員会、グループコンプライアンス委員会、リスクマネジメント委員会、サステナビリティ委員会、情報セキュリティ管理委員会、個人情報管理委員会)を設置しております。
・情報開示委員会(2025年度:計19回)
情報開示委員会については本報告書【(2)情報開示委員会の役割と機能】をご参照ください。
・内部統制委員会(2025年度:計4回)
内部統制システムの構築と運用状況を総括的に把握し、その改善に向けた対策を検討するとともに、金融商品取引法に基づく内部統制報告制度に準拠し、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況の総括的な把握並びに有効性評価の検証を実施することを目的に、設置しております。取締役会で承認された内部統制担当の委員長、及び委員会メンバーとして、各部門長、グループコンプライアンス統括責任者、各部門経営企画部長、法務コンプライアンス部長、財務経理部長で構成されています。
・グループコンプライアンス委員会(2025年度:計4回)
当社グループにおけるコンプライアンスの周知徹底と励行を図ることを目的に、設置しております。執行役員社長が指名し取締役会で承認されたグループコンプライアンス統括責任者の委員長、及び委員会メンバーとして、各部門長、各部門経営企画部長、法務コンプライアンス部長、人事総務部長で構成されています。
・リスクマネジメント委員会(2025年度:計2回)
当社事業のリスクを的確に管理し、問題点の早期発見と損失発生の未然防止を図ることを目的に、設置しております。執行役員社長が指名し取締役会で承認されたリスクマネジメント統括責任者の委員長、及び委員会メンバーとして、各部門長、グループコンプライアンス統括責任者、各部門経営企画部長で構成されています。
・サステナビリティ委員会(2025年度:計4回)
当社グループのサステナビリティに関する全体方針を定め、各種施策を推進することによる持続的な企業価値の向上及びステークホルダーの信頼向上を図ることを目的に、設置しております。経営管理担当が指名する委員長、及び委員会メンバーとして、各部門からの執行役員を含む複数名で構成されています。
・情報セキュリティ管理委員会/個人情報管理委員会(2025年度:計2回)
当社の情報セキュリティ及び個人情報管理を推進することを目的に、設置しております。取締役会で承認された情報統括管理責任者の委員長、及び委員会メンバーとして、各部門長または各部門長が指名する本部長以上の者、各部門経営企画部長または部長以上の者、法務コンプライアンス部長、ITセキュリティ統括部長で構成されています。
(6)監査役及び監査役会
当社は、監査役4名(うち常勤2名)で構成される監査役会を設置しており、うち2名が社外監査役であります。監査役は、取締役会及び経営会議等重要会議に出席し、積極的に意見陳述を行うとともに、年間監査役監査計画に基づき、各部や子会社の調査を行い、取締役の業務執行を監査しております。監査役会は、基本的に月1回開催し、各取締役他中核社員、並びに子会社監査役との意見交換等、常勤監査役による日常の監査実施状況につき社外監査役と共有しつつ、会社法及び金融商品取引法に基づくグループ内部統制システムの整備状況、グループコンプライアンス体制、上位リスクへの対応状況の検証やフォロー等、重点監査項目を中心とした網羅的な監査を実施しております。また、会計監査人から随時監査に関する報告を受けるとともに、内部監査部から内部監査の状況について報告を受けております。
2025年度において監査役会を15回開催しており、各監査役の出席状況については以下のとおりです。
氏名 出席状況
谷口 浩司 15回/15回(100%)
内川 雅規 10回/10回(100%)(注)
高橋 勉 14回/15回(93.3%)
大友 淳 13回/15回(86.7%)
(注)2025年6月20日の就任後の状況を記載しております。
2025年度において監査役会に付議された議題は合計48件であり、主な議題は以下のとおりです。
・組織、運営
監査役会議長の選定、常勤監査役の選定、特定監査役の選定、監査役会議事録作成者の選定 等
・監査方針、監査計画、監査状況
監査方針及び監査計画策定、監査役会の監査報告書、常勤監査役の監査実施状況 等
・株主総会関連
監査役選任議案に関する同意、定時株主総会招集・議案の確認、定時株主総会における監査結果報告 等
・会計監査
会計監査人の再任、会計監査人の監査報酬に関する同意、会計監査人による監査計画及び監査報告 等
・内部統制、内部監査
内部統制システムの整備・運用状況、内部監査部の監査計画及び監査実施状況 等
(7) 内部監査部
内部監査部は部長1名、部員13名で構成され、内部監査の独立性・客観性を担保するため社長直轄の組織としております。同部は、執行役員社長の承認を得た年度内部監査計画及び重点施策並びに内部監査項目に基づき、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制の有効性の評価を実施するとともに、当社グループを対象にコンプライアンス・リスク管理の状況、リスクアプローチを基に選定した各部や各種テーマを対象とした経営諸活動に関するプロセスの遂行状況等の監査を実施し、その監査結果を執行役員社長に直接報告するとともに、取締役会及び監査役会へも年2回定期的に報告を行う等、デュアルレポートラインを構築し、内部監査の実効性を確保しております。内部監査結果での指摘・提案事項の改善・履行状況については、監査後のフォローアップを徹底しております。
(8) 会計監査の状況
a. 監査法人の名称:有限責任監査法人トーマツ
b. 継続監査期間:30年間
c. 業務を執行した公認会計士:池田 太洋、奥田 久
d. 監査業務に係る補助者の構成:公認会計士:13名、公認会計士試験合格者5名、その他:19名
e. 監査法人の選定方針と理由:
同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制、及び監査の実施体制等を総合的に勘案した結果、適切な監査が実施されることが期待できると判断したためであります。
なお、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当すると判断した場合は、監査役全員の同意により会計監査人を解任する方針です。また、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められる場合には、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会議案の内容を決定いたします。
(9) 責任限定契約の内容の概要
当社は会社法第427条第1項の規定に基づき、定款第27条第2項及び第36条第2項で取締役(業務執行取締役等であるものを除く)及び監査役の責任限定契約に関して規定しております。当社が取締役(業務執行取締役等であるものを除く)及び監査役と締結した責任限定契約の内容の概要は以下のとおりであります。
当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、10百万円又は法令が規定する額のいずれか高い額としております。
3.現状のコーポレート・ガバナンス体制を選択している理由

【ガバナンス体制の選択の理由】
当社は監査役(監査役会)設置会社として、監査役による経営監視を十分機能させることで監視・監督機能の充実と経営の透明性、健全性を確保しております。監査役による経営監視を主軸とした企業統治体制に加えて、取締役会による経営監督の実効性と経営の透明性、健全性を強化・向上させることを目的に、独立性の高い社外取締役、社外監査役を複数名選任するとともに、取締役会の諮問機関として指名報酬委員会を任意で設置しております。この指名報酬委員会は、その過半数が社外取締役をもって構成され、社外取締役を議長としており、役員の指名、報酬の決定において独立性のある答申を行うこととしております。
1.株主総会の活性化及び議決権行使の円滑化に向けての取組み状況

| 原則として法定期日よりも早く株主総会招集通知を発送しております。また、電子提供措置により、招集通知は定時株主総会開催日の3週間前までに当社webサイト、ネットで招集及び東京証券取引所webサイトに掲載しております。 |
| なるべく多くの株主様に参加していただくために、原則として集中日を回避して株主総会を開催する方針ですが、結果として諸般の事情により止むを得ず集中日となる場合もあります。 |
| 電磁的方法(インターネット)による議決権行使を可能にしております。 |
| 機関投資家の議決権行使にあたっての利便性向上に資するべく、議決権電子行使プラットフォームに参加しております。 |
| 海外機関投資家の議決権行使にあたっての利便性向上に資するべく、当社webサイト 、東京証券取引所webサイト及び議決権電子行使プラットフォーム上に、招集通知の英訳を掲示しております。 |
株主総会への参加・傍聴機会の拡大及び参加方法の多様化等を目的として、ハイブリッド参加型バーチャル総会を開催しております。 また、議決権行使の円滑化を目的とし、当社webサイトに株主総会招集通知、及び招集通知に際してのインターネット開示情報を掲載しています。加えて、株主総会後も決議通知及び議決権行使の最終集計を掲載しております。
|
2.IRに関する活動状況

| ホームページ上にディスクロージャーポリシーを掲載しております。 | |
個人投資家向け説明会を定期的に開催し、代表取締役執行役員社長と最高財務責任者(CFO)が宇宙事業とメディア事業の戦略について説明しております。
【2025年度の実績】 会社説明会(対面)(2025年7月 参加者71人、最高財務責任者(CFO)) IRイベント内会社説明会(対面)(2025年9月 参加者数100人/アーカイブ動画視聴448回、代表取締役社長) 会社説明会(対面)(2026年2月 参加者数69人、最高財務責任者(CFO)) 会社説明会(対面)(2026年3月 参加者数124人、最高財務責任者(CFO))
| あり |
四半期毎にアナリスト・機関投資家向けに決算説明会を開催し、代表取締役執行役員社長及び最高財務責任者(CFO)等より、決算状況、事業戦略等について説明しております。また、その模様は当日中に動画・音声配信を当社webサイトからご覧いただけるようにしているほか、質疑応答を含むスクリプトを和文・英文にて後日開示しております。
その他、自社施設見学会や事業説明会、IR DAYを実施しております。 | あり |
欧州、米国、アジア地域に対し、毎年1回以上の訪問を実施しております 。また、海外投資家との面談を複数回実施しております。
【2025年度の実績】 ロンドンロードショー(2025年9月、代表取締役社長)、北米ロードショー(2026年2月、最高財務責任者(CFO))、シンガポールカンファレンス(2026年3月、代表取締役社長)、北米ロードショー(2026年3月、代表取締役社長) 証券会社主催カンファレンス(東京)参加(2026年2月3回(代表取締役社長2回、広報IR部長1回)、 3月1回(代表取締役社長)) | あり |
IRに関するURL https://www.skyperfectjsat.space/ir/
決算情報、決算情報以外の適時開示資料、有価証券報告書、半期報告書、会社説明会資料、コーポレート・ガバナンスの状況、株主総会招集通知等を和文・英文(一部除く)で掲載しております。 また、統合報告書等の任意開示資料やIRイベント資料、動画等も掲載しています。
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当社はIR専門部署として広報IR部を設置しており、IR担当役員のもとで株主・投資家との対話及び適時適切な情報開示を担当しております。
IR担当役員:代表取締役 執行役員副社長 最高財務責任者 久保 勲 IR担当部署:広報IR部 連絡責任者:朝倉 めぐみ | |
3.ステークホルダーの立場の尊重に係る取組み状況

| 「グループ役職員行動規範」を定め、ステークホルダーからの期待に応えるべく行動基準の周知・励行を行っております。 |
財務情報に加え非財務情報を掲載した「統合報告書」(和英)を年1回発行し、事業を通じた環境保全活動や社会貢献活動を紹介しています。また、当社webサイトにも公開しております。
■事業を通じた社会貢献 ・公益社団法人日本ユネスコ協会連盟と連携した東南アジア地域への教育支援に加え、2025年度からは地域を限定せず、国内外の子どもたちに笑顔を届けると共に地域発展に寄与するような活動を推進
・「海のクレヨン」「山のクレヨン」「湖のクレヨン」 を展開するSatellite Crayon Projectにより、2025年度は「湖のクレヨン」の売上の一部を特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパンへの寄付を実施。また、「海のクレヨン」が、ユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO- IOC)からの要請を受け、2025年6月にフランス・ニースで開催された「第3回国連海洋会議(UNOC3)」に、その活動主旨を象徴する教材として公式展示を実施 ・中高生向け「科学の甲子園」への参加、ワークショップの開催等による、事業を通じた科学への探求心や創造性の育成への貢献活動
■事業を通じた環境保全 ・低軌道衛星から得られる画像や位置情報等のデータを活用し、災害状況や地形データの可視化、インフラモニタリングを提供する「LIANA」サービスの提供 ・ Green Carbon ㈱が展開するカーボンクレジット創出事業の将来性に注目し、当社が進める衛星データを活用したスペースインテリジェンス事業とのシナジーを見込み、資本業務提携を実現 |
| ステークホルダーに対する情報提供に係る方針等を策定するにあたり、情報開示委員会を設置しており、適時かつ正確な開示の観点から、執行役員社長へ意見を具申しております。 |
1.内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況

当社は、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他会社の業務の適正を確保するための体制について、その基本方針を2007年4月2日開催の取締役会で決議し次のとおり整備しております。(直近では、2026年4月1日付で一部改訂を行う旨の取締役決議を2026年3月4日に行っております。)
1.取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(1)「スカパーJSAT グループミッション」及び「スカパーJSAT グループ行動指針」を基に、取締役及び使用人が法令等(定款・社内規程・企業倫理含む)を遵守(以下「コンプライアンス」という)した行動をとるため、スカパーJSAT グループコンプライアンス基本規程及びグループ役職員行動規範を定める。
(2)コンプライアンスの実効性を確保するため、コンプライアンス統括責任者を任命し、コンプライアンス委員会を設置する。コンプライアンス委員会では、コンプライアンスを社内に定着させていくための仕組み(以下「コンプライアンスプログラム」という)に関する事項及びコンプライアンス上の問題等、コンプライアンスに関わる事項を協議し、規程に基づき、結果等を取締役会に適宜報告する。
(3)コンプライアンスを社内に定着させていくため、コンプライアンスプログラムの維持・管理及びコンプライアンスプログラムに関わる取締役及び使用人への教育・研修等を行う。
(4)内部監査部門により、コンプライアンスの状況を監査する。
(5)当社の事業活動又は取締役及び使用人に法令違反の疑義のある行為等を発見した場合、速やかに社内及び社外に設置する窓口に通報・相談するシステムとして、「グループコンプライアンスヘルプライン」を整備する。
(6)市民生活の秩序や安全に脅威を与える反社会的な団体・個人に対する一切の関係を遮断し、名目に関わらずいかなる利益の供与も防止する体制を整備する。
2.取締役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
(1)情報の保存及び管理に関する規程を定め、取締役会の職務執行に係る情報については、当該規程に基づき、その保存媒体に応じて安全かつ検索性の高い状態で保存・管理する。 取締役及び監査役はこれらの文書をいつでも閲覧できるものとする。
(2)情報セキュリティ基本方針及びその他情報セキュリティ関連規程に従い、情報セキュリティに関する社内周知徹底を図るとともに、各種情報資産への脅威が発生しないよう適切な体制を整備する。
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1)業務執行に係るリスクを総合的に認識・評価し適切なリスク対応を行うために、リスクマネジメント規程及びその他関連規程を定め、全社的なリスク管理体制を整備する。
(2)リスク管理の実効性を確保するため、リスクマネジメント統括責任者を任命し、リスクマネジメント委員会を設置する。
(3)リスクマネジメント委員会では、リスク管理の方針の決定、リスク管理に係わるリスクの評価及びリスクの予防措置の検討等を行うとともに、個別事案の検証を通じて、全社的なリスク管理体制の整備を図り、規程に基づき、リスク管理の状況等を取締役会に適宜報告する。
(4)不測の事態が発生した場合の手続きを含む危機管理体制を整備し、迅速かつ適正な対応を行い、損害の拡大を防止し、被害を最小限に止める。
(5)内部監査部門により、リスク管理の状況を監査する。
4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1)取締役会を月1回(定時)開催するほか、必要に応じて臨時に開催する。また、決裁に関する職務権限規程において、社長決裁等の決裁権限を定め、必要に応じて社長決裁を行うための諮問機関である経営会議にて審議の上、執行決定を行う。
(2)取締役の職務分担を明確にし、当該担当業務の執行については、組織及び業務分掌に関する規程において各部門の業務分担を明確にするとともに、その責任者を定め、適正かつ効率的に職務が行われる体制を確保する。
5.財務報告の適正を確保するための体制
連結財務報告の適正を確保するため、当社及び対象子会社に、信頼性を確保するためのシステム及び継続的にモニタリングするための体制(財務報告に係る内部統制)を整備し運用する。
6.当社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(1)子会社の経営理念を尊重しつつ、関係会社管理規程に基づき、取締役の職務執行の一定の事項(内部統制に係る事項を含むがこれらに限らない。)については、子会社に報告を求めるとともに、各種連絡会・協議会等を設置し、積極的な情報共有を図り、子会社の経営管理を行う。また、効率的なグループファイナンス(キャッシュ・マネジメント・システム導入等)により、経営の効率化を確保する。
(2)「スカパーJSATグループミッション」及び「スカパーJSATグループ行動指針」、並びに、スカパーJSATグループコンプライアンス基本規程及びグループ役職員行動規範に基づき、子会社と一体となった内部統制の推進を行うものとする。また、各子会社が次の体制を独自に整備することにつき、子会社の規模・業態に応じて支援する。
・ 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
・ 取締役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
・ 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・ 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(3)各子会社からの通報・相談を受け付けるシステムとして「グループコンプライアンスヘルプライン」を整備する。
(4)内部監査部門により、子会社に対する内部監査を実施する。
7.監査役を補助する使用人の体制並びにその補助する使用人の独立性及び当該使用人に対する指示の実効性を確保するための体制
(1)内部監査部門が必要に応じて監査役の監査を補助する旨、職務分掌で明確化する。
(2)内部監査部門の監査役の職務を補助する使用人は、監査役からの要請に関して、取締役及び上長等の指揮・命令を受けないものとする。また、当該使用人の人事異動、人事評価及び懲戒処分は、監査役の同意を得なければならない。
8.取締役及び使用人が監査役に報告するための体制その他の監査役への報告に関する体制
(1)取締役及び使用人が監査役に報告すべき事項、監査役が出席する会議体、監査役が閲覧する書類等を明確に定め、取締役及び使用人に対して周知徹底を図る。取締役は職務執行状況を適宜監査役に報告するとともに、当社又は子会社の業務執行に関し重大な法令もしくは社内ルールの違反又は会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事実があることを発見したときは、直ちに監査役に報告する。使用人は、監査役に対して、当社に著しい損害を及ぼすおそれがある事実等を直接報告することができる。
(2)上記にかかわらず、監査役が、必要に応じていつでも、取締役及び使用人に対して報告を求め、重要と思われる会議に出席し、また、書類の提示を求めることができるものとする。
(3)子会社の取締役及び監査役は、当社の監査役に対して、当該子会社に著しい損害を及ぼすおそれがある事実等を直接報告することができる。
(4)監査役が子会社の監査役との定期的な情報交換を行うことができる体制を整備する。また、内部監査部門により、監査役に対し子会社の監査結果を報告する。
(5)「グループコンプライアンスヘルプライン」の内部通報状況について、遅滞なく監査役に報告する。
(6)内部通報に関する規程において、「グループコンプライアンスヘルプライン」への通報内容が監査役へ報告されたこと、又は監査役に対し自ら報告したことを理由として、当該報告を行った当社グループの取締役及び使用人に不利な取扱いが行われないことを確保する。
9.その他監査役監査が実効的に行われることを確保するための体制
(1)代表取締役執行役員社長は、監査役と相互の意思疎通を図るための定期的な会合をもつこととする。
(2)内部監査部門は、内部監査の計画及び結果の報告を監査役に対しても、定期的及び必要に応じ随時行い、相互の連係を図る。
(3)監査役の必要に応じて、弁護士、その他外部の専門家に相談ができる体制を確保し、当該相談に要する費用その他監査に係る諸費用について、監査の実行を担保するべく予算を確保する。
2.反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況
【基本方針】
当社は「スカパーJSATグループ役職員行動規範」において反社会的勢力との関係断絶を謳っており、当社グループの全役職員はこの遵守に努めております。
【整備状況】
(1)対応統括部署は人事総務部とし、不当要求防止責任者は人事総務部長が務めております。
(2)特殊暴力防止対策連合会(以下「特防連」という)に加盟して外部専門機関との連携を密にするとともに、専任者が持つネットワークにより連携を強化しております。
(3)特防連より反社会的勢力に関する情報を収集するとともに、担当者を通じた同情報の収集及び管理を行っております。
(4)特防連作成のビデオ及びDVD等の資料を参照し、平時から従業員の安全を確保しています。
2.その他コーポレート・ガバナンス体制等に関する事項

(1)適時開示体制の状況
当社は、株式公開企業として資本市場における企業価値の最大化をコーポレート・ガバナンスの基本目標とし、その目標を達成するため、経営の執行と監督を分離して、迅速かつ効率的に経営意思を決定・遂行する執行機能と経営の監督機能とが有機的に働く体制を目指しています。当社のコーポレート・ガバナンス体制図及び内部統制システムの概要図は*2のとおりです。また、会社情報の適時・適切な開示がこのような資本市場における企業価値の最大化のための大前提との考えに基づき、金融商品取引法により定められたフェア・ディスクロージャー・ルールに則り、公平な情報開示を行います。
(2)情報開示委員会の役割と機能
当社は会社情報の開示にあたって、金融商品取引法や東京証券取引所(以下「東証」という)が定める有価証券上場規程等の関連法・規則に従い上場会社として適時かつ適正な経営情報を開示することに加え、宇宙事業及びメディア事業を基盤とする企業グループとして、顧客、加入者、取引先をはじめとする当社関係先に対し迅速かつ公正に情報を開示すること及び社会的存在である企業として社会に対し迅速かつ公正に情報を開示すること、の3点を目的として、信頼性の高い情報開示体制を構築することが必要との認識から、情報開示委員会を設置し、原則として毎月2回に加え必要に応じ開催しております。東証に届け出ている情報取扱責任者を委員長として、執行役員社長及び業務執行取締役等により構成され、監査役がオブザーバーとして参加するとともに、広報IR部を事務局として、連結子会社を含めた適時開示の検討・確認機関として機能しています。
(3)情報開示委員会の運用の状況
情報開示委員会では、情報開示を行う事項について、東証有価証券上場規程を前提に、業務内容や事業展開上の重要性等を勘案して開示の必要性及び開示内容の検討・確認を行います。情報開示にあたっては、原則として広報IR部がTDnetへの登録を行い、必要に応じて記者会見や資料投函等の方法によって実施しております。また、公表した情報は自社のIR情報ホームページにも掲載しております。なお、情報開示委員会の設置及び情報開示に関わる諸手続きを情報開示規程として整備し、継続的かつ統一的な運用に留意しています。
(4)重要性や緊急性に応じた決議体制等の状況
有価証券上場規程上の適時開示事項は、すべて当社の経営会議又は取締役会での承認・決議を経て決定される体制になっております。
*1 開示関連各部の役割と作成書類
広報IR部
(開示上の機能)投資家向け広報、東証窓口、メディア向け広報
(作成開示書類)ニュースリリース、統合報告書、その他IR資料等
財務経理部
(開示上の機能)法定開示書類の作成、財務局窓口
(作成開示書類)事業報告、決算短信、有価証券報告書、臨時報告書等
*2 コーポレート・ガバナンス体制図及び内部統制システムの概要図(2026年6月19日現在)